令和4年8月3日から5日にかけて、台風6号を起源とする暖かく湿った空気が東北から北陸地方にかけて停滞していた前線や通過する低気圧に流れ込んだため、東北地方と北陸地方を中心に断続的に猛烈な降雨が発生した。この降雨は記録的な大雨となり、各地で土砂災害が発生する事態となった。砂防・地すべり技術センター(以降、STC)では、国土交通省が令和4年度から新たに取り組んでいる土砂災害発生後のデータ収集の一環として、土砂災害発生時の被害状況や土砂移動実態を把握すべく、下記の3河川において現地調査を実施した。
本稿では、新潟県村上市の小岩内大沢川と山形県西置賜郡飯豊町の小白川・萩生川について、その調査概要を報告する。
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(※こちらは、機関誌『sabo』Vol.133に掲載した内容になります。)