近年、豪雨による土砂移動に伴い発生した流木が直接人家へ被害をもたらす他にも、橋梁で閉塞し被害を大きくする事例が増えてきました。
流木の挙動とそれがもたらす被害については、これまで主に水理模型実験や粒子法によるシミュレーションが行われていますが、橋梁付近のみを対象としたものが多く、上流から下流まで一連の流木の挙動を再現して被害を推定する実用的なプログラムが少ない状況にあります。
そこで当センターでは従来の不定流一次元河床変動計算に追加する形で、流木が流下し橋梁に集積し、橋梁閉塞により河道断面が狭まって上流側で水位が上昇する過程を再現するためのプログラムを開発しました。
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(※こちらは、機関誌『sabo』Vol.133に掲載した内容になります。)