■「砂防の技術・管理に関する研究会」の設置について
今後、激甚化する土砂災害に対して、砂防における調査~維持管理、指定地管理、警戒避難、流域管理等に関する技術等を進展させ、さらに効果的な問題解決につなげるため、これからの山地流域における砂防に関する技術や管理の在り方について研究を行うため、「砂防の技術・管理に関する研究会」を設置しました。
委 員:15名(五十音順)
(令和6年7月12日時点)
氏名 | 所属 | 役職 | |
五十嵐 勇気 | (一財)砂防・地すべり技術センター 砂防部 技術課 | 課長代理 | |
岩男 忠明 | 国土交通省 水管理・国土保全局 砂防部 保全課 | 土砂災害対策室長 | |
◎ | 植野 利康 | 国土交通省 水管理・国土保全局 砂防部 保全課 | 砂防施設評価分析官 |
大山 誠 | 国土交通省 水管理・国土保全局 砂防部 砂防計画課 | 土砂災害防止技術推進官 | |
〇 | 越智 英人 | 国土交通省 水管理・国土保全局 砂防部 砂防計画課 | 砂防計画調整官 |
熊澤 至朗 | 国土交通省 水管理・国土保全局 砂防部 保全課 | 土砂・洪水氾濫対策官 | |
小林 拓也 | (一財)砂防・地すべり技術センター 総合防災部 技術課 | 課長代理 | |
佐光 洋一 | (一財)砂防フロンティア整備推進機構 企画調査部 | 次長 | |
佐藤 義則 | 国土交通省 水管理・国土保全局 砂防部 砂防計画課 | 砂防管理支援室長 | |
田村 毅 | 国土交通省 国土技術政策総合研究所 | 土砂災害研究部長 | |
千葉 幹 | (一財)砂防フロンティア整備推進機構 研究第一部 | 主任研究員 | |
枦木 敏仁 | (一財)砂防・地すべり技術センター 総合防災部 | 部長 | |
水野 正樹 | 国立研究開発法人 土木研究所 | 土砂管理研究グループ長 | |
山越 隆雄 | 国土交通省 水管理・国土保全局 砂防部 砂防計画課 | 地震・火山砂防室長 | |
山本 悟 | (一財)砂防フロンティア整備推進機構 | 理事長付部長 |
◎:座長 〇:副座長
事務局:
(一財)砂防・地すべり技術センター
(一財)砂防フロンティア整備推進機構
第1回(R5.10.18)議事内容
国土交通省砂防部砂防計画課長より「砂防を取り巻く行政の現状」について講話をいただきました。その内容をもとに、砂防のこれからの展開について、気候変動、人口減少社会、豪雨・地震に伴う大規模な土砂災害、防災まちづくりなどの観点から意見交換しました。
第2回(R6.3.6) 議事内容
砂防事業のあり方について、主に以下の項目について意見交換しました。
・大規模現象(大規模地震、火山噴火、天然ダム)への対応
・砂防指定地の指定と管理
また、今後、特定のテーマについて掘り下げた議論を行うために、分科会を設置することにしました。当面、「能登半島地震により生じた地すべり、河道閉塞への対応」、「砂防関係の費用便益マニュアル(案)の改定に向けたデータ収集・整理」、「河床変動計算に係る計算技術の検討」について、対応を進める予定です。
第3回(R6.5.30) 議事内容
前回設置が決定した分科会の開催報告をしました。分科会における調査・研究等により一定の成果を得たものについては、5月に開催された砂防学会研究発表会においてポスター発表しました。
また、第2回に引き続き、砂防事業のあり方について、主に以下の項目について意見交換しました。
・「予測技術」を活用した、地震発生時の斜面崩壊の集中箇所や天然ダム形成箇所の予測の可能性など
・「省人化」のための、砂防構造物の自動施工に関すること
分科会報告(R6.9.9)
「砂防構造物分科会」は、STCが自主研究で取り組んでいる「土砂・洪水氾濫対策工」「応急対策工」について、水理模型実験(令和6年8月22日、9月4日)を視察し、主に以下の項目について意見交換を行いました。
・施設形状や流量の違い、堆砂の有無によるコンクリートスリットの堰上げ状況について
・効果的な土砂・洪水氾濫対策工の構造について
・発災後に迅速に施工できる応急対策技術について
模型実験・意見交換を行いました
第4回(R6.9.19) 議事内容
第3回に引き続き、砂防事業のあり方について、主に以下の項目について意見交換しました。
・「土砂災害警戒区域の指定基準を満たさない区域」で土砂災害が発生している事例を受けて、指定基準の見直しに関すること
・「中長期計画」における事業マネジメントに関すること