自主研究レポート 自主研究として実施した、土砂移動実態の把握とその解明に関する研究、土砂移動現象の分析と表現手法に関する研究、砂防ソイルセメント工法や砂防構造物に求められる機能と構造(高度な砂防施設の開発)に関する研究などの概要や結果について紹介します。 鋼製砂防構造物 当センターでは、鋼製砂防構造物について計画・設計の基準を整備して導入を技術的に支援するとともに、既設施設の追跡調査・技術的検討課題に関する研究を進め、新しく開発された鋼製砂防構造物の審査も行うため鋼構造物の専門家を含む鋼製砂防構造物委員会を設置し、研究を行っています。 砂防ソイルセメント 砂防施設の構築材料として現地発生土砂を有効活用するために開発された砂防ソイルセメントについて、新工法の開発を継続して実施しております。 流木対策への取り組み 当センターでは、新たな流木捕捉工や流木被害を想定するための数値シミュレーションの開発を行っております。 数値シミュレーション技術 土砂移動現象(泥流・土石流)等の物理現象をモデル化し、モデルに基づく計算を行うことで、その現象を擬似的に表現する手法を数値シミュレーション技術の研究を行っております。 特許登録等 研究開発事業などを通じて開発した高度な技術については、特許権や実用新案権などを取得しております。