STCの役割

地域の安全・安心を担う砂防技術
 (一財)砂防・地すべり技術センター(STC)は、「土石流」、「地すべり」、「がけ崩れ」、「雪崩」をはじめ、火山噴火による「火砕流」、「泥流」、「溶岩流」の土砂移動現象の発生メカニズムや効果的な対応策、及び近年多発する「流木災害」について、調査・研究し、安全・安心な国土の保全のため45年間にわたり貢献しています。 また、常に新技術を探求し、より効果の高い防災・減災対策を提供しています。

①自主研究による新技術への取り組み
 最新技術を活用した総合土砂管理のための流砂量測定手法の開発、一次元河床変動や土石流・火山泥流・溶岩流・火砕流の二次元氾濫シミュレーション技術の改良と火山防災等への反映など、砂防技術の発展に努めています。

②大規模災害発生時における行政支援
 大規模な災害が発生した際には、早急に被害状況調査・二次災害防止や応急・緊急・恒久対策策定のための現地調査などを関係機関(国や地元都道府県)と協力して実施しています。

③豊富な専門的知識や人材をコーディネート
 土砂災害に関する豊富な知識と人材を有しており、必要に応じて大学等とも連携して、砂防や地すべり・がけ崩れ対策等に関するあらゆる問題の相談・要請に応じ、解決にあたります。

④国際技術協力の推進
 世界の最先端技術である砂防(SABO)に関する技術情報の収集・発信を行っています。また、国際協力機構などを通じたプロジェクト業務への支援や土砂災害対策分野の研修員の受け入れ、長期および短期専門家としての職員海外派遣など、国際技術協力を行っています。

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