斜面保全部

◆斜面保全部

 斜面保全部の業務の多くは国土交通省や都道府県からの受託業務です。これらの業務の内容は総じて地すべり機構の解明や安全率の変化を評価したり、対策工の計画を立案することです。
 その一方で、共同研究や自主研究といった枠組みも有しており、受託業務とは別に、調査・研究的な課題にも取り組んでいます。

1. 地すべり・がけ崩れ機構解析
 大規模で地すべり機構が複雑な緊急性を要するような地すべり、また、既往の施工例を参考とすることができない、あるいは特殊な技術を必要とするようながけ崩れについての機構解析を行っています。
 人家裏の地すべり、活動が活発化すれば河川を閉塞しかねない治水上大きな被害を与えうる地すべりの他、道路計画に関連する地すべりやダム湖周辺の地すべり等、その対応が技術的に困難な地すべり対策についても、調査を行っています。
 また、大規模な地すべり現象が活発化し、住民の避難や応急対策の実施が求められる緊急時に際しては、国・地方公共団体の要請により技術的な支援をしております。
 そのほか、二次災害防止・応急対策工計画の策定のための調査検討を行います。

2. 地すべり・がけ崩れ対策検討
 地すべり・がけ崩れの対策を効果的、且つ経済的に実施するには、機構解析結果を踏まえた総合検討を実施したうえでの対策工計画の立案が必要となります。「地すべり・がけ崩れ対策検討」は、直轄地すべりをはじめとした全国各県で発生した大規模な地すべり・がけ崩れ災害に対する、効果的かつ経済的な対策計画を立案するものです。
 近年直轄化された芋川流域地すべり、由比地すべりをはじめとした全国各地の直轄地すべりの地すべり防止工事基本計画策定、並びに各県の大規模且つ複雑な機構をもつ地すべり・がけ崩れ災害における対策立案のお手伝いを実施いたしました。

3. 地すべり地震対策検討
 平成16年に発生した新潟中越地震以降、地震時の地すべり発生がクローズアップされました。地震時の地すべり対策は、これまでの地すべり対策の考え方を踏まえながらも、地震時にどのような現象が発生するかを想定した上で効果的な対策工計画を検討・策定しなくてはなりません。
 「地すべり地震対策検討」は、今後大規模な地震が想定されている地すべりに対する、効果的かつ経済的な対策計画を立案するものです。
 近年直轄化された芋川流域地すべり、由比地すべりについて、現在地震を考慮した直轄地すべり防止工事基本計画策定のお手伝いを実施しております。

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